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イーハトーヴのふたりの先生 ネタバレありの感想やあらすじ

今回は山口八三さんの「イーハトーヴのふたりの先生」を紹介しようと思います。

このマンガは東北や動物への知識も増えて面白いと評判です!

目次

イーハトーヴのふたりの先生のあらすじ

東北地方の地方動物園「イーハトーブ」を舞台に、個性が全く異なる二人の獣医師を巡る生き物漫画です。

人当たりがよく、周囲の生き物に対して強い感知能力を持ちつつも、どこか弱気な星野先生、経験も知識も豊富でありながら人間に対してコミュニケーション能力皆無の津川先生。

出会って5秒でほぼ壊滅的な関係となりながらも、それぞれが持つ動物に対しての強い信念と愛情だけは認めざるをえず……。

動物園での日々の中、少しずつ見えてくる相手の素顔や、能力、想いが交錯していくコミカルなアニマルヒューマン漫画です。

イーハトーヴのふたりの先生 ネタバレありの感想

東北岩手にある「南部イーハトーブ」は、小規模経営のこじんまりとした動物園です。

そこで正規の獣医師として勤めている星野先生と、上司の病欠により急遽臨時雇用された津川先生の出会いからお話はスタート。

他者の感覚を共有するという特殊能力を持ち、優しく友好的な星野先生とは対称的に、出会い頭から誰彼構わず攻撃性を露わにする津川先生。

星野先生の努力も空しく二人の関係は常にボロボロ状態。津川先生の「言わなくていい事をわざわざ言う」描写が絶妙で、星野先生の特技じゃないですが、胃の痛みがこっちに伝わってきます。

その後も星野先生は園内の動物飼育方法について津川先生に叱責され、就業態度について叱責され、保護タヌキの治療・処遇を巡って叱責され、新入社員時代、息をしているだけで上司に怒られた在りし日の自分まで思い出します。

そんな中でも星野先生は津川先生が動物(注:人間以外)に深い愛情を持って接している事に気付きます。

全く違う環境で育ち、性格も考え方も異なる星野先生と津川先生ですが、完全に共通しているのは、その動物に対する愛。

星野先生も津川先生も動物が「生きている」姿を心から愛おしく思い、その生に関わる道を選んだ事がよく描かれています。

二人の獣医師の個性、職業意識、動物と人間の関りについて……の他、動物園経営の悩みなどニッチな情報が盛り込まれているところも面白く、題材として目新しい部類の漫画ではないのですが、生き物に対する温かい目線が本当に心に響きます。

人間も他の動物と共に存在する多様性の一員である、という事が強調されている点が個人的にとても好ましかったです。

星野先生はある種超能力を持っている設定のためSF的な要素もありますが、彼の人柄ゆえか良い意味であまり目立っていません。

連載中の物語は津川先生の生い立ちや、園の存続危機などを巡り佳境に入っています。ぜひ機会があれば読んでみて下さい!

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